日本では、2015年あたりからオンラインカジノが海外から入ってきています。
このオンラインカジノは、日本では違法ではないかとの話もありますが、その実態はどうでしょうか。

日本は賭博罪と呼ばれる罪がある

基本的に日本は、賭博罪と呼ばれる罪があります。
これに該当する場合とは、まず賭博の場所を提供したことが考えられます。
それと同時に、そこで遊んでいる人がいなければいけません。
この2つの条件が整った時初めてこの法律が適用されるわけです。
そして、その場所を提供した人とそこで遊んでいる人の両者が罰せられるため、もしカジノなどを日本国内で行う場合にはこの法律をよく知っておいた方が良いかもしれません。

カジノは賭博罪に該当する

では、カジノがこの法律に該当するかといえば間違いなく該当するといえます。
なぜなら、現金をかけているからです。
もし、競馬や競輪のように国が運営している場合にはこれに該当しないと言えるかもしれません。
しかし、個人的に運営している場合には逮捕される可能性があるでしょう。
当然そこで遊んでいる人も事情を知らなかった場合であっても忘れられる可能性が高いです。
法律は、基本的に知っておかないといけないと言うことが前提となっており、知らなかったで済まされるものではありません。
1部の人を除いてほぼ罰せられる可能性が高いです。

オンラインカジノは罰せられるのか？

一方で、オンラインカジノが罰せられるかと言えば実は罰せられないと言われています。
普通のカジノとの違いは、場所を提供していないことです。
つまり賭博罪の構成要件の1つである場所を提供していることが該当しない理由になるです。
なぜなら、インターネット上で行っているため、空間を提供していないからです。
この点に関して、オンライン上であっても通常のカジノと同じことをすれば賭博罪に該当すると認めても良いのではないかとの意見もあります。
しかし、それを言ってしまうと法律の適用が非常に曖昧になってしまいます。
インターネット上明らかに建物などを提供しているわけではない上この法律に該当しないと考えて良いです。
つまり逮捕される事は考えにくいと言えるでしょう。

オンラインカジノのライセンスは海外の政府から取得しなければいけない

ですが、実は賭博罪とは別にオンラインカジノをライセンスを取得せずに運営する事は違法行為と一緒で逮捕される原因になります。
オンラインカジノが認められるのは、勝手にアプリを作った人ではなくライセンスを取得した人です。
実はこのライセンスは、日本国内で取得できるものではなく海外の政府から取得しなければいけません。
具体的には、イギリスやマルタ共和国といったカジノが盛んな国で取得するわけです。
つまり、日本国内でライセンスを取得せずに運営したら間違いなく違法行為になります。
ライセンスを取得することで運営できるとすれば、その国の政府に申請してライセンスを取得すればよいではないかとの意見もあるかもしれません。

ライセンスの取得は非常に敷居が高い

しかし、このライセンスの取得は非常に敷居が高く、そう簡単に取得できるものではありません。
まず日本の事情ならば取得することは難しいでしょう。
なぜなら、今までカジノに加入してきているところが少ないからです。
過去30年間にわたりカジノに関しての運営をしてきたなどの経験がある場合を除けば、ほぼライセンスの取得ができないといえます。
その理由は定かでは無いものの、もともとイギリスなどでは貴族の遊びとして知られていたものです。
つまり、イギリスではカジノの運営する場合それなりのレベルであることが必要になります。
日本で言う競馬や競輪あるいはパチンコといったものとは訳が違うといえます。

まとめ

もし、オンラインカジノであってもライセンスを取得していない違法なものを利用して遊んだ場合、そこで遊んだ人も逮捕されるため注意をしなければいけません。
少なくとも、前評判等をよく聞いて有名な所に参加するべきです。